【イベント報告】5月21日「和傘のランプシェードを作ろう!」(『浮世絵師の見た甍』展関連企画)

【イベント報告】5月21日「和傘のランプシェードを作ろう!」(『浮世絵師の見た甍』展関連企画) | 教育普及・イベントレポート

5月21日(日)3階講義室/会議室にて『浮世絵師の見た甍』展関連企画「和傘のランプシェードを作ろう!」を開催しました。

展覧会の関連企画として、出品作品に登場するモチーフや、
江戸時代からあって屋根にゆかりの深いものを現役の職人さんの指導により制作するワークショップを企画。

今回は「湘南和傘 英遊」の杉崎さんに依頼し、和傘の「ろくろ」と呼ばれる軸のパーツや内側の骨、和紙や水のりを用いてランプシェードを作るワークショップを開催しました。

参加者の皆さんには、初めにお好きな柄の和紙を選んで頂きました。
その際、和傘の「カッパ」と呼ばれる頭の部分にあたるものを作るための和紙と水引もあわせてお選び頂き、様々な選択肢にじっくり迷いながら好みのデザインを追求されていました。

その後、骨組みに和紙を貼り、1時間ほどお日様にあてて乾燥させ和紙に折り目を付けたり、「カッパ」にあたる部分をつけたりして完成となりました。

乾燥に時間を要すため、今回は『浮世絵師の見た甍』展の観覧券付きの企画とし、お待ちいただく間、展示をお楽しみ頂けるよう促しました。

午前・午後の回あわせて20名の方にご参加頂きました。

講師の杉崎さんには、ご自身で作られた実際の和傘もお持ち頂き、冒頭で普段のお仕事についてもお話下さいました。
丁寧な作業が作品の完成度に直結するワークショップであるため、参加者一人一人に朗らかかつ丁寧な指導をされ、乾燥の間も水のりの塗足しなどでずっと現場にあたられていました。

作品が完成すると、参加者の皆さんは講師が用意した灯りに作品をかざしながら歓声を上げ、ご自分のものも他の参加者の方のも惚れ惚れと見つめたり、楽しそうにお写真を撮られたりしていました。

アンケートへもご協力頂きありがとうございました。
これからも楽しい企画を沢山予定してゆきます。