パリから凱旋!63人の日本人作家による自由で純粋な創造から生まれた芸術 アール・ブリュット・ジャポネ

アール・ブリュット・ジャポネ | 特別展
アール・ブリュット・ジャポネ | 特別展

八重樫道代「チャグチャグ馬コ」2002年
澤田真一「無題」2006-2007年

 さまざまな文化の違いを超えた純粋な創造「アール・ブリュット(生の芸術)」はフランスの芸術家ジャン・デュビュッフェがつくった言葉です。それは、既成の美術の枠組みに捉われないアートを理解する考え方として生み出されました。現在、「アール・ブリュット」は従来の美術の観点や流通のシステムには収まりきらない優れた造形作品や創造作品を包括する概念となり、独学者や子ども、障がいのある人たちが制作した作品を理解するためのキーワードとして、美術関係者、福祉関係者らを越えて広く社会的な関心を集めています。
 本展は2010年春から2011年初頭までフランス・パリのアル・サン・ピエール美術館で開催した展覧会「アール・ブリュット・ジャポネ」の凱旋展です。アウトサイダー・アートなどの展示で定評のある同館で作品が公開されると、その力強い表現はパリ市民のあいだで大きな話題となりました。文化の違いを超えて芸術の都を魅了した、総勢63人の日本人作家による作品が里帰り。300点を越える作品を紹介します。
 斬新な色使い、力強い描線、大胆な発想、文字や身の回りのものへのこだわり、正規の美術教育を受けていない人たちがつくりだすユニークなかたち。「創造すること」「表現すること」「自分と向き合うこと」の原点や深さ、また楽しさを感じてほしいと願っております。

会期 2012年4月7日(土) 〜 6月3日(日)
主催 高浜市やきものの里かわら美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
後援 愛知県教育委員会、高浜市、高浜市教育委員会、高浜市観光協会、愛知県社会福祉協議会、高浜市社会福祉協議会、愛知県知的障害児者生活サポート協会、日本福祉大学、NHKプラネット中部、名古屋鉄道株式会社
協賛 ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン
協力 日本財団、NPO法人愛知アート・コレクティブ、やさしい美術プロジェクト
企画協力 ボーダレス・アートミュージアムNO-MA(滋賀県社会福祉事業団)
観覧時間 午前9時から午後5時まで(観覧券の販売は午後4時30分まで)
観覧料  高校生以上600円(480円)、中学生以下無料
※( )内は前売り、高浜市内居住者および20名以上の団体料金
※75歳以上の方、各種障がい者手帳をお持ちの方ほか、割引あり
※観覧券は当館のほか刈谷市美術館(前売りのみ)、チケットぴあ、サークルKサンクス、セブン-イレブンでも販売(4月6日(金)まで前売り料金、会期中は当日料金)【Pコード/765-030】
※本展観覧券(半券も可)を刈谷市美術館で提示すると「加藤久仁生展」(4月21日~6月3日)当日券が200円引きになります(1枚につき1名1回限り有効/各種割引の併用はできません)
休館日 月曜日(4月30日は開館)