景色めぐり －土地と時代を越境する旅、浮世絵から写真まで－

このたび、「景色めぐり―土地と時代を越境する旅、浮世絵から写真まで－」を開催いたします。
風景を見る、という態度は人間の生得的能力ではなく、人間の自然観、宗教観、美的価値観によって育まれるものです。また、その見方や考え方は時代や文化によって異なります。ただ目の前に広がっている風景を見ること、そんな当たり前の行為にも、なぜ見るのか、どこを見るのか、何を感じ、何を思うのか、様々な芸術家がそれぞれの考えを持ち風景を描いてきました。本展は歌川広重の「名所江戸百景　吾妻橋金龍山遠望」（平成25年度新収蔵品）をはじめ、風景をテーマとした油彩、日本画、浮世絵、写真を展示いたします。
また、平成29年は酉年であることから伊藤若冲の「軒瓦に双鶏図」を特別展示いたします。是非お楽しみください。