絵画の詩学

絵画の詩学 | 企画展
絵画の詩学 | 企画展

笠井誠一「ランプのある静物」1984年
音部幸司「長崎 1965」1965年

 このたび、企画展「絵画の詩学」を開催いたします。
 私たちは言葉によって思い、考え、他者と意思疎通を図ります。言葉は、日常生活の中で人に想いを伝えるためのコミュニケーションツールである一方で、詩や俳句など感動や共感を与える表現にもなります。
 本展は当館所蔵の絵画と、絵画のイメージに合わせた詩や言葉を併せて展示いたします。小説や詩集には、しばしば読み手のイメージを補助するために挿絵が添えられることがあります。本展はその逆、つまり絵画のイメージを補助、あるいは手がかりとして詩や言葉を添える展覧会です。
 絵画の解釈は人それぞれ自由です。しかし、他者の詩や言葉を通して作品を再度鑑賞することで、各々では感じることのなかった新しい解釈が生まれるかもしれません。美術作品は作家の表現ですが、言葉も使い手の表現です。本展を通して「言葉」と「表現」について考える機会となれば幸いです。

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Re:ART 美術館のある街
稲垣えみ子さん 『表現は苦しみ、苦しみを共有する手段としてのアート』

会期 2018年11月23日(金) 〜 1月14日(月)
主催 高浜市やきものの里かわら美術館
観覧時間 午前10時から午後5時まで(観覧券の販売は午後4時30分まで)
観覧料 高校生以上200円(160円)、中学生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金、または高浜市内居住者
* 75歳以上の方、各種障がい者手帳をお持ちの方ほか、割引あり
休館日 月曜日、火曜日、12月25日(火)~1月3日(木)
{*ただし、12月24日(月・休)、1月14日(月・祝)は開館}