市制50周年・開館25周年記念 過去と未来を紡ぐもの ―きっと、私たちはあの頃を忘れてしまうから―

過去と未来を紡ぐもの | 企画展

 高浜市やきものの里かわら美術館は、平成7年(1995)10月7日、三州瓦の中心的生産地である愛知県高浜市に、日本で唯一の「かわら」をテーマにした美術館として誕生しました。以来、瓦をはじめ、やきもの、絵本や絵画、地域の歴史やサブカルチャーから、福祉や平和に関するものまで、さまざまな展覧会を開催するほか、陶芸創作室を設置して市民の芸術文化活動の拠点として幅広い活動を行ってきました。そして令和2年の今年、開館25周年を迎えるはこびとなりました。

 当館ではテーマである「瓦」のほかに、屋根や風景に関連した美術作品や、郷土作家を中心とした良質のコレクションを形成してきました。美術館のコレクションは、社会にとって価値のある美術作品を後世に残すという役割があります。その意味で美術作品には、それが制作された時代と、今後鑑賞する人々の生きる未来をつなぐ役割があると言えます。
 本展ではそのような役割を担うコレクションの中から、高浜市にゆかりのある作家の作品をはじめ、当館の収集方針に沿った選りすぐりの作品を紹介します。
 高浜の誇りのひとつ、かわら美術館の貴重なコレクションを、この機会にぜひご鑑賞ください。

※新型コロナウイルスの感染予防にともなう休館期間を勘案し、会期の終了を7月19日までに延長します。開館時間を短縮し、11:00~16:00開館としています。

会期 2020年4月4日(土) 〜 7月19日(日)
主催 高浜市やきものの里かわら美術館
後援 愛知県教育委員会、高浜市、高浜市教育委員会、高浜市観光協会、名古屋鉄道株式会社
観覧時間 午前11時から午後4時まで(観覧券の販売は午後3時30分まで)
※通常より開館時間を短縮しています
観覧料 26歳以上 300円(240円)、25歳以下 無料【*開館25周年記念*】
※( )内は20名以上の団体、高浜市内居住者
※ 75歳以上の方、各種障がい者手帳をお持ちの方ほか、割引あり
休館日 月曜日、火曜日、5月7日(木)、5月8日(金)
※ただし、5月4日(月・祝)、5月5日(火・祝)、5月6日(水・休)は開館